今回は、身近にあるサイバー犯罪の危険からプライバシーを守るための方法、1分でできる防止策、最強パスワードの作り方などをご紹介します。
今や生活に欠かせないパソコンやスマホですが、実はサイバー犯罪の危険にさらされているんです。決して他人事ではなく、盗聴や盗撮などによってプライバシーが覗かれてしまう可能性も。
万が一に備えてセキュリティ対策は大事です。ぜひ参考してくださいね。
2/18「世界一受けたい授業」で放送された内容を元にまとめました。
身近にあるサイバー犯罪の危険
ここ数年でサイバー犯罪に関する相談件数は急増しているそうです。やり口は巧妙化しており、犯人はほとんど捕まっていません。
スマホやパソコンを使って入れば誰しもサイバー犯罪のターゲットになりうるのです。
■SNSなどに画像を投稿
手を振ったりピースサインなどポーズをした画像から指紋データが読み取られ、悪用される恐れがありますので要注意です。
実際にドイツでは、大臣の指紋がハッカーによりデータ化された事件もありました。
■アプリのダウンロード
偽ゲームのダウンロードページにアクセスしただけで個人情報が盗まれ、悪徳業者に悪用されて迷惑メールが頻繁に多量に届くようになったり、友達にまで迷惑メールが届くようになってしまったというケースもあります。
見慣れないサイトでアプリをダウンロードしたら、翌日から自分の行動を盗撮された画像が届いたり。。遠隔操作ができる悪質なアプリが入れられていたというケース。
マイク機能を遠隔操作して音声も盗聴される可能性も。
★SNSやメールに記載されている知らないURLや不確実なサイトでアプリをダウンロードするのは、道端に落ちてる食べ物を拾って食べるようなもの。それほど危険なことです。
★見慣れないサイトで個人情報の入力を求められたら要注意。
■ショッピングサイトの利用
出先のカフェで、ショッピングサイトに会員ログインして買い物をしたところ、クレジットカード情報が流出し、高額な請求が届いたケースも。
これは、鍵なしWI-FIを利用したことで情報が流出してしまったのです。
*鍵無しWI-FIとは、パスワードを入力しなくても無料で誰でもインターネットにつなげることができるものです。どこの誰が設置しているのかわからないもの(野良WI-FI)もあるため、気づかないうちに遠隔操作ができるアプリを入れられ、個人情報が流出したり、犯罪に巻き込まれる危険があります。
★鍵なしWI-FIを使わないこと。*自動的にWI-FIにつながる設定はしないこと。
★使う場合は個人情報を入力しないこと。
★身に覚えがないアプリが入っていないか確認すること。
■SNSのアカウント
アカウントを乗っ取り、その後売買されてるケースもあるそうです。
フォロワー数が多いアカウントは、広告などを大量に投稿するスパム投稿に使うため乗っ取り売買されることがあるそうです。
公式アカウントなどは複数人で管理している場合があり、乗っ取られやすいとのこと。
最強パスワードの作り方
便宜上、複数サイトでパスワードを使いまわしたり、覚えやすいよう短いパスワードを設定するとうことはよくあると思いますが、これでは全く意味がな無く危険です。
例えば英数字6文字のパスワードを設定した場合、最大でたった14秒、早ければ1秒でパスワードを開かれてしまうそうです。
■推奨される安全なパスワード
★英字の大文字と小文字、数字を組み合わせた8文字以上にする。
★名前・誕生日・辞書にある文言は避ける。
*これだけで、解読時間を15時間まで伸ばすことができるそうです。
最強パスワードの作り方・おすすめの方法
安全性が高いとは言え、意味のない長いパスワードを覚えるのは大変ですよね。
その場合のオススメの方法として、短い文章を作り、単語(文節)の頭文字だけをくっつけてパスワードにするという方法がおすすめです。
例えば、『山田君は田中先生を常に尊敬している』という文章をローマ字に直し
→『Yamadakun ha Tanakasensei wo tsuneni sonkei shiteiru!』
その単語の頭文字を組み合わせ、『YhTwtss! 』とし、間に数字を1つ入れて、
『YhTw5tss! 』とすれば、解読まで推定527年かかるパスワードができます。
他人にとっては全く意味がわからない文字列でも、自分にとっては意味があるので覚えやすいですね。
簡単にできるサイバーセキュリティ
サイバー犯罪を9割以上防ぐ有効な方法とは?
ウィルスやソフトの不具合が出るたびに、スマホやアプリを作っている会社はすぐにその修正プログラムを作りますので、更新をこまめにすることでセキュリティーを保つことができます。
まとめ
・こまめにアップデートをする。
・最強パスワードを設定する。
・鍵なしWI-FIを使わない。
・アプリのダウンロードは公式サイトで!
生活に関わることから仕事のことまで、多くのことをパソコンやスマホで行なっていますので、やはり防止策として備えられることがあれば、やっておくに越したことはありませんね。
ぜひ参考にしてくださいね。