あさイチ アミノインデックス検査とは?がん検診の受け方・費用など

4月24日NHK「あさイチ」で放送された「正しいがん検診の受け方や費用」などについてご紹介します。

ガンは早期発見すれば治る可能性も高くなります。そのためにはがん検診はとても大切です。最近注目を集めている、「複数のがんリスクが早期に、一度でわかる」という「アミノインデックス検査」についてもまとめました。
健康管理の一環として大事ながん検診、ぜひ参考にしてくださいね。

教えてくれたのは、がん検診に詳しい・国立がんセンターの斎藤博先生

 

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がんは早期発見が大切

日本人の2人に1人がなるというガンですが、今やガンは早期発見すれば治せる病気とも言われています。早期発見出来れば、5年生存率は胃がんで94.9%、乳がんで98.7%となっています。

定期検診の大切さ。

そして早期発見のためにポイントになるのががん検診です。
「がん検診」というと「怖い」と感じる人も多いようですが、検診は、ガンのリスクやガンではないということを調べる検査でもあります。健康な人こそ、安心のためにも受けた方が良いんですね。

私は健康だから、まだ大丈夫、などと思っている人も多いと思いますが、定期的に検査を受けることは早期発見のためにとても大切です。

 

がん検診の種類

国が推奨するがん検診は、以下のようになっています。
*自治体によっては案内や補助券が届きます。

国が推奨するがん検診

 検査方法 受診年齢 受診間隔 ガンの死亡率 費用
X線検査 50歳以上 2年に1度 59%下がる 1505円
内視鏡検査 30%下がる 3116円
大腸 便潜血検査 40歳以上 1年に1度 60%下がる 584円
胸部X線検査 40歳以上 1年に1度 28%下がる 527円
乳房 マンモグラフィ 40歳以上 2年に1度 25%下がる 1291円
子宮頸部 細胞診 20歳以上 2年に1度 78%下がる 1396円

 

がん検診を受けていた方が、ガンで亡くなるリスクが下がるということが明らかになっています。

これ以外のガンの検診については、現時点では、様々なメリットとリスクを鑑み国が推奨できるレベルではないとのこと。

■がん検診にもデメリットがある!?

ガンには、症状がない早期ガンと、症状がある進行ガンがあります。早期ガンの中には、非常に進行が遅いものもあり、一生かかってもほぼ進行せず症状が出ないものも多くあるそうです。

がん検診というのはこういったガンも見つけてしまうことがあり、検診を受ける人に心身ともに不要な負担をかけてしまうこともあるそうです。

がん検診で重要なことは、進行がんを事前に見つけ、早期に治療し死亡率を下げることが目的です。そういった面において、その有効性とリスクを鑑み、受けておくべき検査が「国が推奨するがん検診」になります。

 

■簡単に受けられるがんの検査
色々なガンの検診を全てうけるとなるとかなり大変になりますが、こういった負担を減らすことができる、新しい簡単な検査方法もあります。

・唾液検査
唾液の代謝物を調べる。東京医科大学病院と慶應義塾大学の研究機関が共同で研究。大腸ガン・肺ガン・乳ガン・すい臓ガン・口腔ガンなどがわかる。

・尿検査
体長1ミリほどの虫の嗅覚から、ニオイで判断する。九州大学が研究。2019年実用化を目指す。

・血液検査
体の中にがん細胞があると、血液の成分が変わるそうです。

 

アミノインデックス検査とは

6年前から実用化されている新しい検査方法が注目されています。
血液中のアミノ酸の濃度を調べ、ガンがあるかどうか、ガンのリスクがあるかどうかを調べる検査です。

男性なら5種類、女性なら6種類のがんのリスクが3段階で判定されます。
男性・・・胃がん・肺がん・大腸がん・すい臓がん・前立腺がん
女性・・・胃がん・肺がん・大腸がん・すい臓がん・乳がん・子宮がん・卵巣がん

早期発見が難しいとされる「すい臓がん」もわかるんですね。

費用は24000円。
検査当日 特別に用意するものはありません。
試験管1本分の採血をするだけ。検査にかかる時間は全部で30分ほど。
結果が出るのは2週間後です。

■どうしてガンのリスクがわかるのか?
ガンがあると、血液中のアミノ酸に変化が起こります。
健常時は、20種類のアミノ酸が一定のバランスを保っていますが、ガンはアミノ酸をエネルギーとしているため、一部のアミノ酸が減少し、別のアミノ酸が増えるそうです。ガンの種類によってバランスが異なるため、どこにガンがあるかということもわかるとのこと。しかし、あくまでも可能性ですので、検診結果が100%ではないこともあります。

他の病気が影響している場合や、ガンがあっても反応が出ない場合もあるとのこと。

ですが可能性を知る、現在のリスクを把握するという意味ではとても有効で、簡単な検査なので受けるメリットはあると思います。

自治体の中ではがん検診の受診率を上げるためにこのアミノインデックス検査を1000円の自己負担で受けられるようにしているところもあるそうです。

またリスクを知るだけなので、がんがあるかどうか知るのが怖いという人でも、検診を受けるハードルが下がっているという声もありました。

 

残念ながらがん検診も100%ではありませんが、少しでもリスクを減らせるということで意味があると考えるのが良いとのこと。

 

まとめ

がん検診は痛い、怖い、面倒、というイメージがありますが、アミノインデックス検査は簡単に受けることができるので、とても良いと思いました。

「国が推奨するがん検診」は様々なリスクも鑑みた上で有効性が保証されているということがわかりました。ガンは怖い病気ですが、早期発見で治る確率も上がりますし、自分自身の日々の健康管理の一環として定期検診は必ず受けるようにしたいですね。

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