2016年10月26日(水)フジテレビ【モシモノふたり】の放送で、武田久美子さんの美のメンテナンスについて話題になっていました。
その中で、武田久美子さんが美容のために毎日ザクロジュースを飲んでいて、常に赤い食材を食べるようにしているとのお話がありました。武田さん曰く、特に”40歳からは赤いものが大事”だと。
「ザクロジュース」「赤い食べ物」、気になった方も多いのではないでしょうか?
確かにトマトなど赤いものは体に良さそうですよね。
武田さんの「赤いもの」へのこだわりにはどのような根拠があるのでしょう?
ザクロってあまり口にしませんが、どのような効果があるのでしょう?
今回は、気になる「ザクロ」や「赤い食べ物」の栄養素や効果などについて徹底的に調べてみましたので、ご紹介します!
■武田久美子さんの美のメンテナンスの内容について書いた記事はこちら。
武田久美子の美のメンテナンスに密着!驚きの生態とは?
食べ物の赤い色は、抗酸化作用のある天然色素成分
体に良いと言われる赤い食べ物。その赤い色は、天然色素成分であるアントシアニン・リコピン・アスタキサンチンなどがもたらすものです。
赤い成分の効力は、それぞれに様々ありますが、主に強い抗酸化作用があるという点が共通していました。
■アスタキサンチンを多く含む食べ物…サケ・イクラ・エビ・カニ など。
#ちなみにマグロや牛肉・レバーなどの赤は、ミオグロビンとヘモグロビンという色素蛋白のためです。(加熱すると色が変わります。)
赤のパワー!優れた抗酸化成分が活性酸素の除去に働く
私たちは絶えず呼吸をし食事をしますが、この代謝活動の過程で、常に活性酸素が発生します。活性酸素は、そのほかにも細菌やウィルス・紫外線・たばこ・食品添加物・ストレスなど、日常的で避けることのできない様々な要因によって増えます。そして細胞を酸化させ、損傷を与え劣化させる(=老化)原因となり、ガンや生活習慣病、老人性痴呆症など、あらゆる病気にも深く関わっているのです。
日々様々な要因で活性酸素から攻撃を受けている上、体の中に備わっている酸化抗力は加齢とともに衰えていくため、できるだけ活性酸素を除去することが、老化を防ぎ若々しく健康でいるためのポイントになります。
そこで、有効なのが赤い成分!赤い成分に含まれる抗酸化成分は、このような老化や病気の元凶となる活性酸素の除去に働き、美容効果はもちろん、健康を保つのに大きな役割を持ちます。
赤い食べ物が体に良いと言われるのはこのためで、特に40歳以降は、体の免疫力や酸化抗力が低下するため、積極的に摂る必要があるのです。
[st-kaiwa1]赤い食べ物は、体のサビを取り除いてくれるんですね。[/st-kaiwa1]
ザクロ・アントシアニンの効果
ザクロは、5000年以上も前から美容や健康に良いと言われ食されているそうです。種が多いことから子孫繁栄や健康を願う女性に好まれ、「女性の果物」とも呼ばれて大切にされていたと言われています。
スーパーで売られているのをあまり見かけたことがありませんが、旬は秋(9〜11月初旬)だそうです。日本では殆ど栽培されておらず、流通しているものはカリフォルニア産のものが主流とのこと。
果肉は甘酸っぱく、種ごと食べられます(でも種は苦いらしい…)。種にはエストロンという女性ホルモンに似た成分が含まれているそうです。
ザクロの栄養成分と効果
ザクロはビタミンCとカリウムが豊富で、ポリフェノール(アントシアニン、レスベラトロール、エラグ酸など)の含有量も高いこと、また微量ながら女性ホルモンに作用する成分エストロンが含まれているのが特徴です。
ザクロの主な効果
- 美肌・美白・アンチエイジング効果
- ホルモンバランスを整える
- むくみ防止・改善
- ストレスを和らげる
- ダイエットサポート
- 免疫力アップ
- 動脈硬化や高血圧予防・改善
アントシアニンの優れた抗酸化作用
美肌・美白効果
ザクロはアントシアニンの優れた抗酸化作用とビタミンCなどの働きで、コラーゲンを守り肌の弾力とみずみずしさを保つ効果や、紫外線のダメージから肌を守ってシミやシワを防ぐなど肌を健やかに導いてくれるという効果があります。
眼精疲労・眼病予防効果
アントシアニンの抗酸化作用は、眼病予防にも働きます。”ブルーベリーに代表されるアントシアニンは目に良い”というのはよく知られていますが、眼精疲労、視覚機能改善、眼病予防(白内障や緑内障)などに有用とされています。
むくみ解消・ダイエットサポートも
またアントシアニンとレスベトロールが内臓脂肪の蓄積を抑え、ビタミンB2の効果で脂肪燃焼をサポート、カリウムはむくみ解消などに働き、トリプル効果でダイエットサポートにも役立ちます。
成人病予防にも作用
そのほか、抗酸化作用の幅広い効力で、免疫力アップ、高血圧予防、動脈硬化予防など、成人病予防などにも有効とされています。
ストレス緩和・ホルモンバランスを整える
ザクロに含まれる女性ホルモン様成分のエストロンは、ホルモンバランスを整える作用があり、更年期障害による不調や生理不順、ストレス軽減などに有効であると言われています。
#エストロンの効果については、マウス実験で実証されているそうですが、ザクロに含まれるエストロンはごく微量のため、「効果を期待するのは難しい」と疑問視する見解も多くあるようです。また、一般的に市販されている「ザクロジュース」には、エストロンは含まれていないと考えたほうが良いようです。
[st-kaiwa1]ザクロには、アンチエイジング効果、美肌効果、女性ホルモンに作用する効果など女性にとって嬉しい効果がいっぱいですね♡[/st-kaiwa1]
トマト・リコピンの効果
トマトといえばリコピンですよね。”リコピンはガン予防に効果がある”というのはよく知られていることですが、スイカにもトマト以上に多くのリコピンが含まれているんですよ!
リコピンは、にんじんなどのβカロテンと同じカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用があります。同様の成分であるβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化力を持ち、赤く熟したトマトほど、リコピンをたっぷりと蓄えています。
リコピンは体内では作り出せず一度に大量に摂っても蓄えておくことができませんので、毎日継続して摂り続けることが大切になります。
[st-kaiwa1]生のトマトより、トマトジュースやケチャップ、トマト缶などの方がリコピンが多く含まれているので、手軽さが嬉しいですね!加熱することでより効果が高まるので、サラダだけでなく、料理に取り入れる工夫をするのも良いですね。[/st-kaiwa1]
リコピンの強い抗酸化作用
紫外線のダメージから肌を守る 美肌・美白効果
強力なアンチエイジング効果で、メラニン生成を抑制してシミを予防、キメを整え潤いを保つなどの効果や、コラーゲンを守ると同時に増やす働きもあり、肌の弾力と潤いを保つ効果など、美白・美肌効果が期待されます。
また、ビタミンEとの組み合わせで相乗効果を発揮し、単独で摂取するよりも1.4〜1.9倍メラニン抑制効果が高まることが明らかになっています。
ダイエット効果
リコピンには成長ホルモンの働きを助け、脂肪を燃焼させる働きがあるため、ダイエットにも有用であることがわかっています。
生活習慣病の予防
リコピンは、HDL(善玉)コレステロールを増やすと同時に、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐ働きがあり、動脈硬化の予防とともに、ガン、心臓病、脳卒中などの予防・改善に有効に作用します。また喘息の改善効果もあります。
トマトの皮の部分に多く含まれるケルセチンにも、動脈硬化の予防効果があります。
クエン酸の疲労回復・夏バテ予防効果
そのほか、クエン酸は疲労回復効果、胃粘膜の健康を保つ働きがあり、夏バテ予防に有効と言われています。
豊富な食物繊維で便秘改善・免疫力アップ
そして豊富な食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防改善効果、コレステロールを下げる作用にも働き、免疫力アップ効果も期待できます。
[st-kaiwa1]トマトは、抗酸化パワーと食物繊維も豊富なんですね♡[/st-kaiwa1]
鮭・アスタキサンチンの効果
アスタキサンチンは鮭やエビ、カニなどに多く含まれるカロテノイドの一種です。トマトのリコピンや人参のβ‐カロテン、ビタミンEなど抗酸化作用をもつ成分の中でも抜群のパワーを持ち、今最も注目されています。
アスタキサンチンは、紫外線によって発生する「一重項酸素」と呼ばれる活性酸素に対して最も効果が高いことわかっていて、ビタミンEの約550倍、β-カロテンの40倍もの効果があり、美容界・スポーツ界でも注目されているコエンザイムQ10の約1000倍にも及ぶパワーがあることがわかっています。
また、ビタミンEは細胞膜の内側で、β-カロテンは細胞膜の中心部に作用するのに対し、アスタキサンチンは細胞膜の中と外両方からその効力を発揮し、細胞膜全体を酸化から守ることができる極めて優秀な物質なのです。
[st-kaiwa1]鮭がスーパーフードと言われるのも、このアスタキサンチンを豊富に含むためなんですね。エビやカニは毎日というのは難しいですが、鮭なら手軽に取り入れられそうです。淡白な味なのでいろいろなお料理に向いていますよね。[/st-kaiwa1]
アスタキサンチンの強力な抗酸化パワー
美白・美肌・アンチエイジング効果
アスタキサンチンの強力な抗酸化パワーで、シミ・しわの原因となる活性酸素を除去、ダメージを抑えて代謝をアップさせ、メラノサイトの活性化、メラニン色素の生成抑制効果に作用、美白&美肌効果をサポートします。
コラーゲンを守り、弾力とみずみずしい肌を保つ
アスタキサンチンは、コラーゲンの酸化を防ぎ弾力を保ちシワを防ぐ効果と、皮脂を守り乾燥を防いで肌のみずみずしさを保つ作用もあります。
ダイエット効果
脂肪を燃焼させやすくし、ダイエットにも効果。
抗酸化パワーで動脈硬化や糖尿病などを予防
アスタキサンチンの強力な抗酸化作用は、肌だけで無く、からだ全体の老化防止にも働きかけてくれます。血管の老化を抑制・高血圧・動脈硬化予防 血糖値上昇抑制、インスリン増加作用・糖尿病予防・改善 脳梗塞や脳出血などの脳疾患予防などに有用です。
また、筋肉疲労・筋肉痛を予防・回復させる働きもあります。
脳と目にダイレクトに作用
アスタキサンチンは、脳と目に直接作用することができる数少ない抗酸化物質でもあります。脳神経に直接作用して自律神経のバランスを整えたり、予防 エネルギー(糖)の消費を抑え精神的な疲労の回復効果などに有効です。
眼精疲労の回復、 黄斑変性症、白内障、網膜症、ブドウ膜炎など眼病予防にも効果が期待できます。
[st-kaiwa1]アスタキサンチンの抗酸化パワーはすごい♡美肌効果&目と脳にも直接作用するんですね![/st-kaiwa1]
赤の心理的効果
”赤”がもたらすパワー。食べ物に限らず、赤い色には様々な心理効果もあるようです。
赤といえば、情熱の赤、炎、太陽など、強さや積極的なイメージがありますよね。赤は注意を引き、欲望を刺激するとも言われているそうです。
[st-kaiwa1]赤を使った彩りの良い食卓は、華やかに見せるだけでなく食欲も刺激されるんですね。[/st-kaiwa1]
赤い色が視覚に入ると交感神経が活性化され、脳が興奮状態になるため、ポジティブになり、モチベーションをあげる効果があるそうです。
また、赤いものを身につけるだけで、アドレナリンの分泌が活発になり、気力と体力を強化されるという効果も。
[st-kaiwa1]「赤いパンツを履くと長生きできる」とか「気合が入る」というのを聞いたことがありますが、心理的な作用って実際に効力があるものなんですね。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3 r]赤いユニフォームのチームは勝率が高いというデータもあるようです。[/st-kaiwa3]
そして赤は、女性を魅力的に見せてくれるそうです。洋服や、口紅、靴、赤い持ち物などを身につけるとモテるらしい…(この効果は男性には適用されないらしい…)
男性の方が「赤」に反応するということでしょうか(笑)。
まとめ
赤い色には、素晴らしいパワーがあるということがわかりました!
”赤いものは体に良い”と言われるのは、根拠があったんですね。
”赤”のすごいパワー!
- アントシアニン、リコピン、アスタキサンチンという優れた抗酸化作用。
- 抗酸化作用=体のサビを取り除いてくれる。
- 赤を使った彩りの良い食卓は、食欲も刺激される。
- 赤いものを身につけると、女性は魅力的に見える。
- 赤いものを身につけるとアグレッシブになれて長生きできる。
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美容と健康とダイエットのために、赤い物を積極的に取り入れ、バランス良くカラフルな食卓を目指しましょう♪[/st-kaiwa1]