たけしの家庭の医学 サーチュイン遺伝子を活性化する方法!高血糖&老化予防に効果!ビタミンDも!

5月16日「たけしの家庭の医学」で放送された「老化予防法」として有効な、高血糖を抑える「サーチュイン遺伝子(高血糖ストップ遺伝子)を活性化する方法」と認知機能や足腰強化に役立つ「ビタミンD」についてまとめました。

様々な病気や老化の原因は、血管の老化が大きく関係しています。誰でも持っている「サーチュイン遺伝子」を活性化させることで血糖値の上昇を防ぎ、血管を若々しく健康に保つことが可能で、血管が若く健康であれば全身の血流が良くなり病気や老化予防に大きく役立ちます。
また、老化予防に有効な栄養素ビタミンDを積極的に摂取し、認知機能や足腰を強化することも大切です。

認知症予防や高血糖予防はもちろん、健康法としてぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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高血糖に要注意!

高血糖とは、食べ過ぎや運動不足によって糖分が血液中に過剰にあふれている状態です。
放っておくと血管の内側が傷つき、血管の老化が進み、その結果心筋梗塞や脳梗塞など様々な病気を引き起こします。時には生命に関わることもある怖い病気にもつながるのです。

健康な人の場合、全身の血液量約4リットルの中に、角砂糖1個分(約4g)程度の等が含まれていますが、糖尿病(II型)患者の場合、糖分は角砂糖1個半(約6g)になります。

このわずかな量が、身体に大きな悪影響を与えてしまうのです。

 

血糖値を下げる方法

血糖値が上がる原因は、甘いものはもちろん、米や食パン、スパゲティなど、主食となる炭水化物に多く含まれています。

血糖値を上げない方法としては、主に4つ。
・糖分が多いものを食べ過ぎない
・ゆっくり食べる
・野菜から食べる
・運動をする
といった方法が推奨されています。

さらに、これらの方法に頼らず誰でも持っている遺伝子で血糖値を改善するもう一つの方法があるのです。

それが高血糖ストップ遺伝子。
正式名称は「サーチュイン遺伝子」と言います。

高血糖ストップ遺伝子(サーチュイン遺伝子)とは?

サーチュイン遺伝子は、血管の近くの細胞の中にあります。血液中の糖分を吸収して身体を動かすエネルギーに変えてくれる働きをします。

食事をすると血液中のブドウ糖が増えて高血糖状態になりますが、サーチュイン遺伝子が働くと、血管内の糖分が取り込まれ、血糖値の上昇が抑えられるというわけです。

ですが、実はこのサーチュイン遺伝子、誰でも持っているのですが、普段はOFFの状態で働いていません。血糖値を下げるために重要なのは、このサーチュイン遺伝子を活性化させてあげることなんです。

では、どうしたらサーチュイン遺伝子を活性化させることができるのでしょうか。

 

サーチュイン遺伝子を活性化するには?

サーチュイン遺伝子を活性化させるポイントは、「絶食時間の長さ」です。

サーチュイン遺伝子は「長寿遺伝子」とも言われ、もともと生命維持のために備わっている機能で、「飢餓状態」になるとスイッチが入るしくみになっています。

体内に栄養が入ってこない時間(=空腹時間)が長く続くと、細胞内にあるサーチュイン遺伝子が「体が飢餓状態になると危険!」と判断し、ON状態になり働き始めます。
すると、糖分が体内に入ってきたときに、いつもより多く細胞内に取りこもうとします。そのため食後でも血液内に糖があふれかえることなく、血糖値の上昇を抑えることができるのです。

例えばお相撲さんは、すごい食事量ですが、血糖値は高くないそうです。それは1日2食という食生活で絶食時間が約17時間もあるためサーチュイン遺伝子が活性化しやすいからだと考えられます。

サーチュイン遺伝子が活性化されると、体の中の様々な機能も活性化されアンチエイジング効果が働くのです。

 

夕食時間を早くする

1日2食健康法やプチ断食などで活性化する方法もありますが、日常的に簡単にできるおすすめの方法は、夕食の時間を1〜2時間早めにして空腹時間を長くとることです。1時間絶食時間が長くなるだけでも良いそうです。

サーチュイン遺伝子は、体内時計の働きで夜に活性化しやすい状態となるため、夕食時間を早めにして寝ている間に空腹状態を作るのがオススメです。

例えば夕食を6時に食べ、翌朝朝食を7時に食べれば、13時間の絶食時間ができます。
食事内容を変える必要はありません。(*ドカ食いはNG。)

1週間ほど続けるだけで、サーチュイン遺伝子が活性化し、通常の食事で血糖値が上がりにくくなり、また上がった血糖値も下がりやすくなるそうです。

 

ビタミンDは、認知機能や足腰の衰えを防ぐ!

「老いは足から」と言われますが、足腰を強くすることも老化防止や認知症予防にとても有効なんです。
そして、そのためにビタミンDは欠かせない大切な栄養素の一つです。

人は誰しも、加齢などの影響で細胞は傷つき衰えていき、特に脳の神経細胞や筋肉の細胞は修復されにくいのですが、ビタミンDはそれらを修復してくれる働きがあります。

ビタミンDは、太陽の紫外線を浴びることで肌でも作られますが、医学的には食べ物から摂取することが最も有効とされています。ほとんどの人が体内にビタミンDが不足している状態ですので、積極的に食事に取り入れるのが良いのです。

鮭はビタミンDを豊富に含むスーパーフード!

●ビタミンDを豊富に含む食材としておすすめなのが、鮭。

鮭には、ビタミンDのほかにも美肌やアンチエイジングに効果的な成分が豊富に含まれ、スーパーフードとして注目されている食材ですね。

鮭の切り身1切れには、ビタミンDがなんと干ししいたけの40個分相当も含まれているそうです。

●ビタミンDを効率よくとるポイントは、鮭の皮も食べる事。
ビタミンDは脂溶性があり皮と身の間の皮下脂肪にビタミンDが豊富にあるため、身よりも皮の方がビタミンDが多いのです。
さらにイクラには、鮭の切り身以上にビタミンDが豊富に含まれているそうです。

●その他、ビタミンDを多く含むおすすめの食材
・きのこ類(キクラゲ、干しシイタケ、マイタケなど)
・あん肝
・しらす干し
・いわし丸干しなどの魚介類

 

*60~70代前半の男女9名に、
簡単な記憶力による認知機能検査と足腰の筋力テストを受けてもらったところ
体内ビタミンD量が多い人ほど、認知機能検査の成績が良かったという結果が得られたそうです。

 

まとめ

できるだけ空腹時間を長くとったほうが、血管の老化予防や健康に良いというのは以前同番組でも紹介されていました。
おなかがぐ〜となってから、食べるのが良いそうです。ぐ〜っというお腹の音がサーチュイン遺伝子のスイッチが入るサインなんだそうです。

ですが、サーチュイン遺伝子が頑張ったとしても、空腹→ドカ食いを繰り返しているとやはり太ると思いますのでご注意を。

プチ断食や8時間ダイエットは健康にも良いと言われるのも、このサーチュイン遺伝子の活性化なんですね。健康にも良くて一石二鳥ですね。
ぜひ習慣として取り入れてみてください。

 

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