【あさイチ】口内炎を早く治したい!効果的な薬の使い方・NG対処法・予防法など

1月23日NHK「あさイチ」で放送された
「口内炎」の対処法などについてまとめました。

病院に行くほどでもない
でも食べても痛い、喋っても痛いしツライ…

そんな口内炎の予防法や早く治す方法
効果的な薬の使い方
やってはいけないNG対処法
口内炎と間違えやすい危険な病気
についてご紹介します。

口内炎のことをきちんと知って、悩みを解消しましょう。
今後のためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

教えてくれたのは
口腔外科専門医/新谷悟先生
東京遍信病院薬剤師・東京薬科大学客員准教授/大谷道輝先生

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口内炎とは

口内炎とは、一般的に、アフタ性(潰瘍性)口内炎と言われるものです。

唇や、舌、頰の内側や歯茎などの口内の粘膜の傷に細菌が入り込んで起きる炎症で、原因やきっかけはさまざまです。

たかが口内炎と思っていたら、実は怖い病気である可能性もあります。
気づくのが遅れ、回復に何年もかかってしまうケースも。

やはり、正しい対処法を知っておくことは大事ですよね。

口内炎のさままざな原因

口内炎の原因は様々ですが、どのような時にできるのでしょう?

疲れ・ストレス・栄養不足・キズ

健康な状態の時は、唾液が多く分泌されていて口内の細菌を流し込んでくれますが、体が疲れていると唾液が減り、ストレスがあると抵抗力が低下して、口内炎ができやすくなります。

そういった状態の時に、噛む・熱いもの・辛いものなどで粘膜が刺激されたり傷ついたりして、そこからばい菌が入り込んで口内炎が発症してしまうことになるんですね。

噛み合わせ・歯の詰め物などが原因となることも!

・歯の金属の詰め物や被せ物のアレルギーによる炎症
・詰め物が粘膜に擦れるなどの物理的な刺激によるキズ
アレルギーは、ある日突然起こることがあるとのこと。

・かみ合わせや歯ぎしりが原因となっている場合もあります。
その場合は、マウスピースを装着して寝るのが有効とのこと。

 

長引く場合は医療機関へ

口内炎が頻発する、なかなか治らないという場合
危険な病気の可能性もあるため、やはり医療機関を受診しましょう。

病院では
ストレス検査・唾液の量・粘膜異常などを検査し、原因を特定することができます。

受診する場合は
・歯科
・口腔外科
・内科
・皮膚科
・耳鼻咽喉科
 などへ。

 

口内炎の予防法

口内炎の主な予防法としては
・唾液マッサージ
・うがい
・水分補給
・栄養と睡
などが有効です。

唾液マッサージで唾液の分泌を促す

唾液は、あごの下(顎下腺)、舌の下(舌下腺)、耳の下(耳下腺)から分泌されるため、ここをマッサージして刺激し、唾液の分泌を促してあげることが有効です。

親指をあごの骨の少し内側にあてながら、残りの4本の指を耳の前の耳下腺にあてて、軽く押さえながら円を描くようにマッサージすると、唾液が分泌されます。

 

うがいをする

口内炎の原因となる細菌を洗い流し、口内を清潔にすることが大事です。
ぶくぶくうがい、ガラガラうがい、両方やると効果的。
水道水で1日数回、寝る前にも行うのがおすすめです。

 

水分補給をする

口内の乾燥を防ぐために、水分をよく補給することも大事です。
のどが渇いたな、と感じた時にこまめに補給するようにします。

 

栄養と睡眠をしっかりと摂る

疲れやストレスがたまっていると、免疫力が低下して口内炎ができやすくなります。(口内炎に限らず色々な不調が起こりやすくなります。)

口内炎は、疲れが溜まっているサインでもあるため、栄養のあるものを食べて、質のいい睡眠をしっかりとることが大事。

疲れたな、と感じた時にビタミンBが豊富なものを摂るのがおすすめ。
ビタミンサプリメントも有効です。

 

それNGかも!? 間違った対処法

マウスウォッシュ △

殺菌のために良かれと思って使うこともあると思いますが、アルコールが強かったり、殺菌作用が強すぎるもの、刺激が強いものなどは逆効果の場合もあるとのこと。
自分に合ったものを使うこと。
使った後は、水でしっかりすすぐ方がベター。

 

はちみつを塗る ×NG

はちみつは殺菌効果と保湿効果があると言われていますが、市販のはちみつには水あめが入っているものが多く、糖分が細菌を繁殖させてしまい逆効果。
また、塗るとしみたり、刺激を感じるのも良くないとのこと。

純度100%のはちみつもあると思いますが…やめておいた方が無難かもしれませんね。

 

ビタミン剤 △

栄養状態を改善するには効果がありますが、口内炎ができてしまってから飲んでもあまり効果がありません。

対処法というよりも、予防として普段から飲むのがベター。
飲むなら、ビタミンBがオススメ。

 

口内炎を早く治す!効果的な薬の使い方

市販の薬で対処する場合の効果的な使い方・注意点などです。

薬のタイプ別

口内炎の治療薬には、3つのタイプがあり、それぞれに適した使い方があります。

・塗り薬
・パッチ
・スプレー

●口内炎が複数ある場合・喉の奥などパッチが貼りにくい場所にある場合
→スプレーか、塗り薬がおすすめ。

●1個だけできている場合
→パッチがおすすめ。
特に舌だとしっかり貼れるパッチの方が使いやすい。

●患部が痛くて触れない場合
→スプレーがおすすめ。

●痛みがある場合
→ステロイド入りのもの。(ステロイドは痛みを抑える効果があります。)

 

薬の塗り方

1・まず、うがいをして口の中をすすぎきれいにする。
2・脱脂綿やコットンなどで、口の中の余分な水分を拭き取り、患部の周辺を拭きます。
3・綿棒を使い、患部の周りから塗っていき、最後に患部の上にかぶせるように塗ります。

口の中だとどうしてもすぐ取れてしまって、あまり効果がないのでは?と思いますが、
1時間でも患部にしっかりと塗れていれば、薬が吸収され効果があるとのこと。

*妊婦さんのお薬の使用について・・・少量・短期間なら問題ないと思われますが、かかりつけの医師に相談しましょう。

危険!口内炎と間違えやすい病気

ただの口内炎だと思っていたら、実は全然別の病気が潜んでいる場合もあります。
口内炎と間違われやすい主な病気をご紹介します。

・2週間以上治らない・長年同じところにできる
という場合は、他の病気の可能性もありますので医師に相談しましょう。

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

・症状:赤いただれ・腫れ・網状の模様・出血・痛み
・原因:アレルギー(歯の金属の詰め物被せ物)・遺伝・自己免疫疾患・ストレスなど
・ごくまれにガンに変化することも。

完治するまでに3年もかかったケースもあるそうです。
口内炎と間違えやすいそうですが、痛みがあったり長期間治らない場合は医師に相談しましょう。

 

白板症

・症状:白くなる
・原因:喫煙・アルコール・物理的刺激など
・5〜10%ガン化

 

紅板症

・症状:赤く腫れる
・原因:喫煙・アルコール・物理的刺激など
・半数がガン化

 

白板症と紅板症は、ガンになる前の症状と言われています。
初期は口内炎と区別がつきにくいかもしれませんが、異変に気付いたらすぐに病院へ行きましょう。

喫煙は血流を悪くするため、免疫力の低下や傷の回復を遅らせてしまいます。口内炎は、そういったことも含め、健康状態のバロメーターでもあるんですね。

 

口角炎について

口の中にできるのが、「口内炎」。
口の外側、口角の部分にできるのが「口角炎」です。

口角炎の原因と対策

●主な原因
主な原因は、細菌や真菌(カビ)・ウィルスなどです。

この場合の対策としては
白色ワセリン・抗生物質・抗真菌薬・抗ウィルス薬などが効果的です。

●そのほかの原因
また、そのほかにも意外な原因として、
歯磨き粉のアレルギー(歯磨きの後のすすぎ残し)や
口紅・リップクリームなどのアレルギー(メイク後の拭き残し)などもあります。

最初は大丈夫でも、長く使っていると一部の成分が蓄積され、ある日突然アレルギー反応が出ることがあります。
原因がわからない時は、長年使っているものをやめてみるのも有効です。

 

まとめ

口内炎は疲れやストレスのサインでもあるということなので、普段から食事のバランスと睡眠、ストレスをためないことも大事ですね!

対処法・予防法、とても参考になりました。
覚えておきたいと思います。

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