5月22日「ヒルナンデス」で放送された、
「プロに学ぶ洗濯のスゴ技&疑問解決」をまとめてご紹介します。
洗濯・乾燥・アイロンがけなど洗濯にまつわるお悩みや疑問、スゴ技をプロの方々に教えていただきました。
・新しく変わった洗濯表示の見方、
・部屋干ししても衣類が臭くならない方法、
・食べこぼしの応急処置やアイロンがけ不要な干し方などなど、毎日の家事に役立つ情報です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
部屋干しの衣類のニオイを防ぐには?
梅雨の時期などは、どうしても部屋干しすることも増えますよね。
生乾きの衣類の臭いの原因は雑菌です。
部屋の中に干すと乾きにくいため、水分によって雑菌が繁殖しやすい状況になってしまいます。
生乾きの洗濯物にニオイが発生するのが5時間くらいが目安だそうです。
匂いを防ぐためには、できるだけ早く乾かすのがポイントです。
●早く乾かすための干し方・アーチ干し
室内物干しなどに干す時は、
外側に丈の長いもの、内側に丈の短いものを干します。
こうすることで、一番外側は空気と触れる面積が増えるため早く乾き、
また洗濯物の下の空間に空気が対流して、真ん中も乾きが早くなります。
これは意外!
私はいつも、逆に真ん中に一番長いものを干してました。
その方が全体に空気に触れやすいように感じたんですが、反対なんですね。
洗濯表示が世界基準に変更された
2016年12月に洗濯表示が変わり、世界基準に統一されました。
消費者庁ホームページより引用
気をつけたいのは「W」のマーク。
これはウエットクリーニングと言って、「家では洗えないけどクリーニング業者では水洗いできる」という表示です。
家で洗えるものには、必ず「桶」のマークがついていますので、間違えないようにご注意を。
新しい洗濯表示の記号と意味などについては、
消費者庁ホームページに詳しく説明されていますのでご参照ください。
▶︎消費者庁ホームページ・家庭用用品表示に基づく繊維製品品質表示の改正について
洗濯表示による洗濯方法が簡単にわかる「洗濯タグチェッカー」というスマホ(iPhoneのみ)のアプリ(無料)もあります。
旧表示にも対応していて便利!
▶︎洗濯タグチェッカー
ニットの型崩れを防ぐ洗い方・脱水方法
家でもセーターやニットを洗うことは多いですよね。
型崩れ縮みを極力避けるため、洗い方・脱水・干し方に注意が必要です。
1・ネットに入れる
ニットを洗濯機で洗う時は、必ずネットに入れます。
ニットは2~4つ折りにしてネットの大きさにピッタリ合うようにします。
ネットが大きすぎる場合は、ネットを輪ゴムで縛ってジャストサイズに調整するのがおすすめ。
2・一旦水に沈めて水を吸収させてから洗濯する。
洗濯機で洗うときは、あらかじめ一度水に沈め、全体に水を吸収させてから洗濯します。
こうすることで、水と馴染み汚れが落ちやすくなります。
ニットは、水に馴染みにくいため、
洗濯機にそのまま入れると浮いてしまって汚れが落ちにくくなります。
3・脱水時は、タオルに挟む。
脱水の時は、ネットから出してバスタオルで挟み、
手で押さえてタオルに水分をなじませてから、洗濯槽の底にはりつけるようにして置きます。
こうすることで洗濯槽の中で固定され、
遠心力での型崩れを最小限におさえることができます。
4・形を整えて干す。
干す時は、形を整えて平干しにします。
靴も洗濯機で洗える!
面倒な靴も、洗濯機で洗えるという便利なネットが紹介されていました。
ネットにクッションがついていて靴が傷みにくく、そのまま干すことができるので便利です!
砂やひどい汚れはあらかじめ落としておき、
紐靴は紐を外して一緒にネットに入れ、洗濯機に入れるだけ。
洗い終わったらネットに入れたまま干せます。
洗濯機で靴を洗うのは抵抗があると感じるかもしれませんが、
最近の洗濯機は自動で2度すすぎ洗いをするので、汚れは残らないそうです。
気になる場合は、靴を洗った後、衣服などを入れずに一度水だけで洗えば安心です。
食べこぼしで汚れてしまった時
うっかり食べ物や飲み物をこぼして汚してしまう事もよくありますよね。
外食だと、慌ててそばにあるおしぼりで拭いてしまうことも多いと思いますが、これは最もやってはいけないことなんです!
おしぼりの消毒に使われている塩素で、洋服が色落ちする可能性があるそうです。
これ、知らなかったです!慌てておしぼりで拭く!
一番やってしまいそうですよね。
正しい方法は、紙ナフキンで裏と表を挟んで、紙ナフキンに移しとるだけでOK。
水をつけてしまうと、汚れが滲んで広がってしまうためNG。
その後、なるべく早く洗濯しましょう。
コラやコーヒーなど飲み物でも同様です。
泥汚れの洗濯方法
泥汚れの真っ黒な靴下などは、まず乾かすのがベストです。
乾かしてから叩いて砂などを落とし、その後に洗濯すると汚れが落ちやすいです。
泥は砂と石でできていて、水分が接着剤の役割をしています。
なので、濡れたままだと汚れがくっつき落ちにくい状態です。
泥汚れがひどい状態でこすったり先に洗ってしまうと、
水の力でどんどん繊維の奥に染み込んでしまうので、余計に汚れが落ちにくくなってしまうんです。
乾かすと接着剤の水分が無くなり、
砂と石だけになるため汚れが落ちやすくなります。
ただし、ドライヤーで乾かすのはNG!
熱を加えると汚れが落ちにくくなります。
自然乾燥させるのがベスト。
★食べ物・飲み物の汚れを乾かすのはNGです。
アイロンがけ不要の干し方
アイロンがけが必要な襟付きのシャツなどは、
脱水せずに水がポタポタした状態で干します。
水の重みでしわが伸び、乾けばまっすぐになりアイロンいらずです。
また、ピンチハンガーで逆さに干すと
重い方が下になり、服の重さだけで自然にしわが伸びます。
パーカーやズボンにもおすすめの干し方です。
クリーニング後の保管方法
クリーニングから衣類を引き取ってきたら、必ずビニールのカバーを外しましょう。
そのままクローゼットに入れると、湿気や匂いがこもり、カビの原因にもなってしまいます。
クローゼットで保管する時には、
いらなくなったシーツで洋服をまとめてくるんでおくのがベスト。
湿気やニオイから衣服を守ってくれます。
圧縮袋で衣類を保管するのは、おすすめできません。
繊維が傷み、風合いが損なわれたり、シワの原因になってしまいます。
ぺったんこに圧縮せず、密封する程度ならOK。
まとめ
食べこぼし汚れにおしぼり厳禁!濡らしてもダメ!というのは知らなかったです。
いつもやってたような気がします…。びっくり。
泥汚れは、乾かしてから洗うんですね。
濡れたまま干す、逆さまに干すというアイロンいらずの干し方も、参考になりました!
みなさんもぜひ試してみてくださいね☆
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