「ホンマでっか!?TV (フジテレビ・2017年1月4日放送)」の、肩こりや腰痛に効果のある「アウアウ体操」と「新幹線や車でのラクな姿勢の作り方」「疲れにくくする方法」をご紹介します。
堤真一さんが「車や新幹線で長時間移動するときに、首や肩が痛くならないラクな姿勢が知りたい」という悩みを相談。専門家たちが様々な観点からアドバイスをしてくれました。
旅行や仕事などの移動の時に参考になりそうですね!
教えてくれたのは、脳科学専門家の澤口先生、運動生理学・谷本道哉先生、関節のエキスパート・戸田佳孝先生、疲労回復のスペシャリスト・梶本修身先生、心理学者・植木理恵先生です。
移動中の姿勢が原因?痛みの対処法いろいろ
堤さんは、車や新幹線などで移動中必ず寝てしまい、目がさめるといつも首と肩が痛くなってしまうとのこと。
「体が痛くならないラクな姿勢を知りたい」との相談に専門家がアドバイス。対処法は、痛みを感じにくくする方法と痛みを緩和する方法があります。
アウアウ体操
澤口先生のアドバイス
脳への血流を促し、脳を活性化させる ”アウアウ体操”。
肩こりや腰痛解消にも効果もあるそうです。
あごを動かすことで、噛み合わせのズレを修正し、肩の凝りが取れて脳の血流がアップ。認知症予防にも効果。なんと20歳も若返るとか!?
アウアウ体操のやり方。
まっすぐに立ち、肩の力を抜いて「あうあうあう…」と言うだけ。
あごを軽く上下させるような感じです。
声は出さなくても良いみたいです。
簡単ですね!
[st-kaiwa1]長時間座りっぱなしの時は、時々立ち上がってこれをすると良いそうです。満員の新幹線などの場合は、周囲の視線が若干気になりますが。[/st-kaiwa1]
ラクな姿勢の作り方
谷本道哉先生のアドバイス
・姿勢は自分の癖なので、なかなか自分で姿勢を正すのは難しいもの。クッションを使えば、楽に正しい姿勢を保つことができます。
正しい姿勢の作り方
1・三角クッションで骨盤を前傾。
座席に三角クッションを置きその上に座ると、やや前傾姿勢になります。
2・腰枕で腰を後ろから押す。
腰の位置に腰まくらを置きもたれると丸まった腰が伸びる。
3・首枕で首を後ろから押す。
首の後ろにまくらをあてます。
お尻の下・腰の後ろ・首の後ろの3箇所にクッションをおくことで、背骨が理想的なS字になり、正しい姿勢を保ったまま座ることができ、負担が少なくとても楽です。
三角クッションを持ち歩くのが大変…と言う場合は、雑誌、ペットボトルにタオルを巻いたもの、タオルをたたんだものなどで代用してもOK。
老化が原因?五十肩のはじまりかも
関節のエキスパート・戸田佳孝先生のアドバイス
肩や首の痛みは、老化現象の五十肩のはじまりでもあると考えられるとのこと。
五十肩の原因
腕の重みは、肩の靭帯が支えているが、40歳を過ぎると肩の靭帯が硬くなり腕を下げているだけで炎症が起こってくる。他の靭帯が補強されてくれば痛みは治る可能性があるが、治る期間は半年〜1年と個人差あり。
痛みを取り除いてから筋トレがオススメ
痛みがあると動かせない→固まる→動かすと痛い→余計固まるという悪循環になってしまうため、まず整形外科を受診し、ヒアルロン酸注射で痛みを取り除いてから、筋トレやストレッチなどをするのがおすすめとのこと。
五十肩予防体操のやり方
- 肩を外側に開き肘を90度にする。
- 手のひらを上に向け、「あちらに見えますのが」ポーズ。
- そのままの姿勢で、手のひらを内側に返す。
- 肘から先を下向きにひねり、リレーのバトンをもらう形にする。
- 肘を上げて敬礼。
[st-kaiwa1]痛みがある時は無理をしないようにしましょう。[/st-kaiwa1]
疲れにくい方法色々
疲労回復のスペシャリスト・梶本修身先生のアドバイス
・1時間に1度水を飲む。こまめにトイレに行く。
・足を動かし、血行を促す。
・車内の温度を一定にせず、変化させると良い。自家用車などの場合、エアコンの温度調整や窓を開けるなど工夫を。
・グリーン車やビジネスクラス、高級車のシートは座り心地は良いが、深く座ると腰や首に負担がかかりやすい姿勢になるため、姿勢のためには背筋を伸ばして浅く座ると良い。※ただし、この姿勢を長時間続けると逆に足がむくみやすくなり、エコノミー症候群になるデメリットがあるとのこと。(あかんやん!笑)
・一番良いのは足をフルフラットにしておくこと。横になり、心臓と足の高さを同じにすると血流が安定し疲れない。
[st-kaiwa1]ラクだというのはわかりますが、車内でフルフラットにして寝るのはちょっと難しそうですよね。足を動かしたり、水分をとったりを心がけると良さそうです。[/st-kaiwa1]
心の持ち方で痛みを和らげる
心理・植木先生のアドバイス
・移動を目的化して、移動中のメニューを作り実行する。
仕事先への手段としての移動と、楽しい旅行の移動とでは、疲れ方も違う。
「ただの手段」と考えると、意味を感じられず余計に疲れを感じやすいため、移動を目的化して考えると疲れを感じにくくなる。
目的化するために、自分で移動中のメニューを作り実行する。
○○駅まで本を読む、○○駅まで寝る、など。
環境・武田先生のアドバイス
・できるだけ家でくつろいでいるのと同じ状況を作る。
移動中も普段の行動を継続し日常の延長のように考えると、移動疲れが軽減される。
澤口先生のアドバイス
・痛みを簡単に癒す方法。
可愛い写真を見ることで、痛みが和らぐと言うデータがある。
[st-kaiwa1]確かに、気の持ちようっていうのはあると思いますが…。堤さんは移動中は寝たいみたいでしたが、寝ずに目的意識を持たないといけないんですね^^;[/st-kaiwa1]
感想&まとめ
仕事で遠方へ出張とか、旅行には長時間の移動がつきものですよね。
旅行は楽しいですが、やはりずっと同じ姿勢でいるのは辛いものです。仕事ならなおさら。
少しでも解消できる方法を知っておくと良いですね。
アウアウ体操は簡単なのですぐにでも試せますね。参考になりました♪