今回は、「コラーゲンの効果」や「効果を高める摂取方法」についてご紹介します。
美肌効果があると言われているコラーゲンですが、本当に効果があるのかどうかについては、メディアでも度々取り上げられている話題ですね。
実はコラーゲンは、ダメージのある人ほどその効果が期待できるそうなんです。
また、コラーゲンは肌だけではなく、関節痛や傷の回復にも効果があるとか。
コラーゲンをできるだけ無駄なく効果的に摂取するために、参考にしてみてくださいね。
3/1NHK「ガッテン」で放送された内容を元にまとめました。
コラーゲンは本当に効果があるのか?
コラーゲンはもともと私たちの体を構成しているタンパク質の一種です。
コラーゲンには、肌に潤いや弾力をもたらしてくれる効果があると言われている一方で、実際には効果が無いのでは?とも言われていますが、
近年の研究では、最新の研究結果で「効果がある」ということで実証されています。
コラーゲンパワーに欠かせないポイントは、線維芽細胞
ただし、コラーゲンパワーの効果を享受するためには、条件があることもわかっています。
それは、体内に「線維芽細胞」があるかないか、ということ。
線維芽細胞とは、コラーゲンが体内に入り分解された「コラーゲンペプチド」というコラーゲンのかけらに反応して増殖し、体内にコラーゲンを作り出してくれる働きをします。
つまり、線維芽細胞があるかないかはダメージがあるかないかで、ダメージがある人ほどコラーゲンの効果が実感できるというわけなんですね。
*ダメージとは、怪我や日焼け、乾燥などのことを指します。
肌にダメージがない人は繊維細胞がないため、コラーゲンを飲んでも効果が実感されにくいということになりますが、自分で気づかないダメージがあるかもしれませんので、飲んでおいても無駄ではない..かもしれません。
まとめると・・・
★コラーゲンは、ダメージがあるところに修復効果を発揮する。
★コラーゲンを摂取することで効果が実感できる人は
・高齢者(加齢によるダメージ)
・けが・関節痛・日焼け・乾燥などの肌の炎症がある人
★誰でも、2~3週間飲んでみて効果を実感できるようであれば続けると良いとのこと。
コラーゲンは怪我の回復や関節痛にも効果がある!
これまでの研究から、コラーゲンには肌などを再生させる効果があることがわかっています。
医療の現場では、傷の回復や関節の痛みに効果があるとして、実際治療にコラーゲンが使われています。
褥瘡(じょくそう)=床ずれのある患者さんが、1年かけても治らなかった傷が、コラーゲンゼリーを毎日飲むことで、1ヶ月で治ったそうです。
また、マラソンの選手の食事にも取り入れられています。軟骨が再生され、関節痛を和らげる効果があるためです。
血管は40%がコラーゲンでできているため、コラーゲンの継続的な摂取で血管年齢の若返り効果も実証されており、動脈硬化などへの効果も期待されています。
*ただ、現状ではまだまだ研究途中であり、効果については見解が分かれる部分もあるとのこと。未知の部分も多いようですね。
実際怪我の回復では効果が実証されているので、飲んでみて効果が実感できれば試す価値はあるかもしれません。
コラーゲンとゼラチンは効果が同じ!
ゼラチンとコラーゲン、実は原料が同じものから作られています。
ゼラチンは、コラーゲンをさらに精製して細かくしたもの。効果も同じなんですね。
コラーゲンのサプリメントなどは高価で、食品売り場で通常売られているゼラチンの価格はその半分以下です。
効果が同じなら安い方がいいですよね!
ただやはりサプリメントは吸収されやすいように作られているため、ゼラチンよりも1.8倍の効果があるとのことなので、効率的に摂取するならやはりコラーゲンの方が良いようです。
お手軽なのはゼラチンですね。
スープなどに、ゼラチンの粉末を入れて飲むだけでも簡単に摂取できます。
・ガッテン 手軽にコラーゲン効果♪ゼラチンチャーハン&パスタ&スープの作り方
まとめ
コラーゲンには、美肌効果はあるものの、ダメージがない人にはあまり効果が実感できないということなんですね。
それでも肌以外にも効果はあるようなので、色々な予防や日々の美肌ケアとして飲んでおくのは良いかもしれません。
継続して摂取することで効果が期待できるようです。