今回は、会話力アップのコツ、会話が弾む術、会話の悩みの解決策などをご紹介します。
会話って難しいものですよね。
家族やご近所との何気ない会話でも、話題が見つからない、うまく相づちが打てない、話の切り上げかたやタイミングがわからない、などなど。
思春期の子供にどう声をかければいいのか?と思っているあなたにも、ヒントになるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください♪
2/9NHK「あさイチ」で放送された内容をまとめています。
緊張せずに話すコツ
緊張してうまく話せない、という場合のヒントです。
緊張は相手にも伝わるのでリラックスすることが大事です。
ポイント1・相手との距離を縮める。
会話をする時、相手との距離が離れすぎていると、相手との関係性にも距離ができてしまいます。
握手をできるくらいの距離がベスト。
ママ友の場合は、距離はかなり近くてもOKです。
ポイント2・相手と向き合う位置は90度。
相手に向きあいつつ、自然と視線を外すことが出来ます。
真正面で向き合うと「対決姿勢」になるので、体を少し斜めに向けオープンポジションを取るのがベター。
ポイント3・視線は相手の目と口のあたりにおく。
時々視線を外して、目と口のあたりにおいたり、一か所ではなく色々な場所を見た方がお互いの緊張感が和らぎます。
相手の目をじーっと凝視し続けるのは圧迫感を与えてしまいますし、終始目を合わさずきょろきょろと視線を動かすのも不信感を与えますので要注意です。
ポイント4・副交感神経を優位にしてリラックスする。
リラックスすることで相手の言うことが理解しやすくなり、聞き上手になることができます。
リラックスするおすすめの方法は、手を「パー」の状態にすること。
これだけで簡単に副交感神経を優位にして、リラックスすることができます。
会話するときはポーズも重要です。
■オープンポジションとクローズドポジション
- オープンポジションとは、手を開き、胸を開いて(足も開く)オープンな姿勢。体を開くと心もオープンになるので、相手も心を開いてくれます。
- クローズドポジションとは、腕を組む、握りこぶし、足を組むなどのポーズ。これは防御のポーズで、心を閉ざしてしまうこと。自分が閉じていると、相手も心を閉じてしまいます。
会話が弾む術・聞き上手になるには?
毎日会うママ友など、話題が見つからなくて困る!というときのヒントです。
話題の見つけ方
相手に興味を持ち観察すると、話題が見つけやすいです。
相手の表情について話すのがおすすめ。
・大事なのは、自分ではなく相手が話せる話題を選ぶことです。
例えば毎日会う相手の場合、髪型は毎日変わらなくても、表情は毎日変わるものです。
ちょっとした変化に気付いて話題にすると、相手に興味を持っていることが伝わり、相手も好意的になり話しやすくなります。すると会話も弾み、より仲良くなれます。
「今日は春らしい綺麗な色のブラウスのせいか、表情も明るく見えるよ。良いことあったの?」など。
否定的な言葉を使わず、相手を褒める表現を心がけましょう。
・相手のことを話す場合も、言葉選びには気をつけましょう。
例えば表情が暗い時、「疲れてる?」などというネガティブな言葉ではなく、「今日は優しげな表情だけど何かあったの?」とか「いつもと雰囲気が違うね」という表現を使いましょう。
相手の表情や服装などを話題にし、ポジティブな言葉をかけましょう。「暖かそうな服ですね」「綺麗な色のセーターですね」など。
相手との関係を良くするには、褒めること。
人は褒めてくれた相手に好意を持ちます。
●おすすめワード:「そうですか」
相手の言葉を受け止めることが大事。
■NGワード:「でも」
相手の言葉を否定してしまい、相手が話す気持ちを削がれてしまう。
おすすめできない話題
・月並みに天気の話をしてしまうのはNG☆
お天気や一般的な話題は、相手が知らなかったり興味がないと話が広がらず印象にも残らないため、関係性を深めて仲良くなるにはおすすめできません。
・自分の話はやめましょう。
自分の話ばかりすると相手への気遣いが感じられないので、自分の話はしない方が無難です。
常に相手を気遣い、聞き役になるよう心がけましょう。
悪口や愚痴などは、大げさにオウム返し。
悪口や愚痴などは、できるだけ避けたい話題ですよね。
下手に話を合わせてしまうと、いらぬ誤解を招いたり、意図せずトラブルに巻き込まれてしまうことも…。
そんな時は、ちょっと大げさにオウム返しをするのがおすすめ。
悪口に同意を求められた時も、オウム返しをして切り抜けましょう。
例えば、「○○さんって嫌だと思わない?」と聞かれたら、
「嫌だと思うの?」とオウム返しで聞き返します。
大げさにオウム返しをすると、悪口を言った人も自分が発した言葉を改めて客観的に聞き返すことになり、「いや、そこまではね…」と逆に冷静になれる場合があります。
「そうね」「うんうん」と相づちを打つと同調・賛成したと受け止められますのでご注意を。
「へぇ〜」「そうなんですか」+オウム返しですね!
長話を上手に切り上げる方法
つい話が長引いてしまって切り上げるタイミングを逃してしまい、困ることもよくありますよね。
お互いに気まずい思いをせずに上手に話を切り上げるヒントです。
時計を見る+笑顔
時計を見るだけで、察しのいい人は気づいてくれるものです。
また、笑顔の表情をすることで「楽しい時間だった」と相手に印象付けることができます。笑顔で会話を終えると、「また話したい」と思ってもらえます。
逆に申し訳ない表情をすると、相手に「悪いことをしたんじゃないか」と思わせてしまい気を遣わせてしまうことになります。
「今日楽しかったわ」と笑顔でひとこと伝えるのがベター。
お互いに気まずくならずに会話を終えることができますよ。
最初に時間を区切って決めておく
また、最初に時間を決めて伝えておくことも良い方法です。
「今日は○時に用事があるので」と先に伝えておくと、相手も心づもりができますし、「そろそろ時間なので」と話を切り上げやすいです。
理由を伝える場合は正直に
理由を伝える場合は、正直に話すのが良いでしょう。
理由を言いたくない場合も、下手に言い訳をしたり嘘を言うのは良くありません。素直に「時間がないので」とシンプルに伝えるだけでOK。
子供のと会話で気をつけること
子供への言葉掛けも難しいと感じることがありますよね。
軽い会話のつもりが、つい詰問調や小言のようになってしまったり…。
そんなときの効果的な言葉かけのヒントです。
子供を注意するときは「サンドイッチ褒め」で。
●褒める→注意する→褒めるという、注意する言葉を褒め言葉でサンドイッチします。
目につくとつい注意したくなりますが、最初から否定的な言葉は使わないようにしましょう。
まず最初良いところを話し(まず褒める)、次に注意すべきことを話し、最後はポジティブに締める(褒める)というのがおすすめです。
最初から否定的に入ると、聞く側も拒絶反応示します。まず受け止めてあげると、子供も注意を聞き入れやすくなり、認めてもらえた印象を残します。
●褒めるところがないときは?
例えばテストで0点を取ってしまった時など、どこを褒めれば…という場合もあるかもしれませんね。
そんな時は、「テストを受けただけでも頑張ったね」と褒め「次はもっとこうしよう」とアドバイスすると良いとのこと。
子供からもっと話を聞き出すコツ
・学校どうだった?
・だらだらしないで勉強しなさい。
「学校どうだった?」という質問は、漠然としすぎていて子供も何を答えたらいいのかわかりません。
「どうって… 別に。普通。」などの答えが返ってきてしまうんですね。
質問は、具体的にすると子供も答えやすいです。
「今日のテスト、70点以上だと思う?以下だと思う?」など。
具体的な選択肢を与えてあげると、より答えやすいですね。
それでも答えにくそうな時は、イエスノークエスチョンで聞いてみましょう。
「だらだらしないで勉強しなさい」という言葉は、親の不安な気持ちを言っているだけ。聞いている側にとっては煩わしく感じられてしまいます。
タイプ別対応方法
言葉掛けも、タイプ別に対応を変えるのがベターです。
■変化を好まないタイプ
部屋の飾り付けなどがずっと変わらない子は、自分から何かを始めるのが苦手なタイプ。
親にはただだらだらしているように見えてしまいます。
<対応方法>
- 映像が浮かぶような、具体的な選択肢を明確に伝えるのが大事。
例えば英語の勉強でも、「単語」や「リスニング」など細かく具体的に提案してあげるなど。 - 時間のハードルを下げる。
「1分でもいいからやってみたら?」とスタートのハードルを下げてあげると、きっかけをつかみやすくなります。
■楽天的なタイプ
<対応方法>
- 明るい未来やメリットを伝える。
- 頑張った先の”ごほうび”や”良いこと”があると行動できるタイプです。
■堅実的なタイプ。慎重な子
<対応方法>
- 「一緒に」という言葉がポイント。
- 「頑張ってね」は、一人でやらなくてはいけないイメージなのでNG。
- 「一緒に頑張ろうね」がベター。
会話が弾む・おすすめの相づち
共感を伝える相づち「はひふへほの法則」
「は〜」「ふ〜ん」「へぇ〜」「ほぉ〜」
という言葉とともに、気持ち(表情)を一致させて伝えること。
相手が何かを話した時、そのことについてすぐ意見を言うのではなく、まず相づちをして一旦受け止めます。
受け止めた上で、自分の感想やアドバイスなどがあれば伝えましょう。
★共感してあげること、些細なことでも変化が見られたら褒めて認めてあげましょう。
心の中で”抱きしめる”イメージで話をする。
子供を全面的に受け入れるという気持ちで話すためのイメージづくり。
自然と表情も優しく、言葉も肯定的になります。
*褒めすぎると良くないのでは?という質問もありましたが…
坪田信貴さん(”ビリギャル”を教えた学習塾・塾長)によると
これはもう全面的に受け入れて良い!
子供にとって周りには敵が多く、怒られる場面も多いので、無条件に全面的に自分のことを認めてくれる存在がいると思えることはとても大事!なんだそうです。
何があっても親は子供の味方なんだということが伝わり信頼関係を築くことが、子供の潜在能力を伸ばします。
受験生へひとこと
”一矢あるところに道は開ける!”
まとめ
ご近所づきあいも家族との会話も基本的には同じで、相手の立場をまず思いやり、受け止め認めてあげることが大事なんですね。
特に子供との会話では、何気なく発してしまう言葉で、すごく否定的なイメージを与えていたかもしれないなあと反省しました。とても勉強になりました。
ポジティブフィードバック!サンドイッチ褒め!表情を観察する!心がけたいと思います。
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