3月15日NHK「ガッテン」で放送された「大動脈瘤の危険サインや、声との関係、簡単にできるチェック方法・あーテスト」についてご紹介します。
大動脈瘤は命にかかわる危険もある怖い病気ですが、自覚症状がほとんどないと言われています。ですが、「声の変化」で早期発見出来る可能性もあるそうです。簡単にすぐできますので、ぜひ参考にしてみてください。
大動脈瘤とは
大動脈流は、動脈にコブができそのまま放置していると破裂してしまうことがあり、命にも関わる怖い病気です。動脈硬化の人にできやすく、血管の病気や感染によっておこることもあります。
ほとんど自覚症状がないとされていますが、腹部にできた場合は腹痛を感じることもあるそうです。
また、胸部にこぶができた場合の2〜3割に、声がかすれるなど「声帯」に異常が出ることがあると言われています。
胸部の大動脈瘤の手術は年間約1万件も行われていて、実際に声帯を調べたことで大動脈瘤が見つかったケースもあるとのこと。
番組でも実際にその声のかすれ具合がどのようなものか紹介されていましたが、はっきりとわかるものでしたので、知識があれば、自分でも気付くことができるのではないでしょうか。
声のかすれは大動脈瘤のサイン!?
声帯は閉じたときに息を吐くと振動が起きて声になる器官で、脳からの指令で開け閉めが行われています。この声帯につながる神経は大動脈を経由しているため、コブがあると神経を圧迫してマヒが起こり、正常に機能しなくなってしまうのです。
“声のかすれ”は、風邪や声を出しすぎたりしてもおこりますが、中には思いがけない病気の場合もありますので、注意が必要ですね。
危険な声のかすれとは?
・1週間以上、声のかすれが続いている。
原因不明の声のかすれが1週間以上ある場合はちょっと心配ですね。簡単にできるチェック方法を試してみましょう。
自分で出来る大動脈瘤チェック
■声のかすれチェック「あーテスト」のやり方
1・楽な姿勢で、息を思いっきり吸います。(立ち姿勢・座り姿勢どちらでもOK。)
2・出しやすい声の高さで、できるだけ長く「あー」と声を出す。
*声の大きさは小さくてもOKです。
*緊張していると短くなる場合もあります。リラックスして行いましょう。
何度試しても10秒続かない場合は、声帯に異常が起きている可能性があります。
声帯に起きる異変は、老化によるものの他、ポリープ、甲状腺がん、食道がんなど様々な原因も考えられますので、医療機関(耳鼻咽喉科)に受診されることをオススメします。
まとめ
声のかすれは、大動脈瘤以外の病気の可能性もあるとのことなので、簡単なチェック方法は、気になるときはやってみるといいですね。
1日1曲程度、楽しく歌うことは声帯を鍛えるのに良いそうです。