8月12日「嵐にしやがれ・THIS IS MJ」で放送された、
走りの伝道師・杉本龍勇さんによる「足が速くなる覚醒メソッド」のやり方をご紹介します。
たった1時間のトレーニングをするだけで確実に効果があるという方法で、
入団当初は足が遅かったというサッカー日本代表・岡崎慎司選手が、実際に杉本さんの指導を受けて劇的に足が速くなり、目覚ましい活躍を見せるようになったという事でも注目されているメソッドです。
杉本龍勇さんは元オリンピック選手で、現在は法政大学・経済学教授をされています。
また、サッカー選手などに走り方トレーニングの指導もされたり、
日本代表の岡崎慎司選手の専属コーチとしても有名。
1時間で足が速くなる!覚醒メソッド3つのポイント
覚醒メソッド1・股関節の可動域を広げる
サッカー選手や陸上選手がよくやっている運動です。
股関節の可動域を広げることで歩幅が大きくなり、前に進むエネルギーが大きくなります。
1・2〜3歩ずつ進みながら、太ももを高く上げ、膝を内側から外に回して股関節を回します(股関節内施)。
2・同様に2〜3歩ずつ進みながら、膝を外側から内側に回します。(股関節外施)
3・片足を軸にして、もう片方の足を高く振り上げながら前に進みます。
*1・2・3の動きをそれぞれ10m×2セット行います。
とにかく股関節がよく動くようにします。
覚醒メソッド2・理想のフォームを作る
理想の走行フォームは、膝を曲げずにまっすぐ伸ばした状態で地面に着地します。
上半身は前傾にならず、直立の姿勢で走ります。
走っている時にヒザが曲がっていると、
力が上手く地面に伝わらずスピードが出ないそうです。
理想のフォームを作る運動
上半身はまっすぐ、膝は175度が理想のフォームです。
1・膝を曲げず、かかとから地面に着地し、そのままヒザを曲げずにつま先立ちをする。
★ポイントは、つま先をあげたときに一瞬軽く止ることです。
2・同時に、もう一方の足は膝を曲げて太ももを上げる。
3・上げた足を1のように膝を伸ばしてかかとから着地。
*これを繰り返しながら、10m歩きます。
一見簡単に見えますが、
体幹を意識しなければバランスは保つことができません。
コツがつかめるまで繰り返し行いましょう。
ここまでで30分程度。
覚醒メソッド3・走り方の意識改革
速く走るためには、地面を蹴る事ではなく、足を力強く上げる事を意識するのが大切です。
足を上げる事を意識し、足の運びを覚えることが速く走るためのポイントです。
足の運びのリズムとタイミングを体に覚えさせるトレーニング
●ギャロップ
膝が一番高い位置にくるタイミングと、支持脚が地面につくタイミングが同時になるようにし前に進んで行きます。
腰の高さあたりに手をかざすとタイミングがわかりやすいです。
かざした手に膝当たるように膝を高く上げながら、支持足の着地タイミングを意識します。
最初はひとつひとつの動きを確認しながらゆっくりでOK。
*10m繰り返し行います。だんだん速くします。
その他の足が速くなるトレーニング
脚力と体幹、バランス感覚を養う運動です。
足相撲
*片足立ちでバランスを取る動きで、体幹が鍛えられます。
<2人で行います。>
片足を曲げて片足立ちになり、手を使わず、曲げた脚で押したり引いたり相撲を取ります。
両足を地面につけてしまったら負け。
バランスボールケンケン
*バランスが取りにくいバランスボールの上に着地してジャンプする事で、バランス感覚が鍛えられます。
半円状態のバランスボールを等間隔で並べ、その上を片足で跳んで行きます。(10個程度)
ゴムチューブトレーニング
*脚力と体幹を鍛えます。
<2人で行います。>
腰にゴムチューブを巻いてお互いに背を向けて立ち、反対方向に引っ張り合います。
まとめ
体幹とバランス感覚、足を上げる!がポイントですね。
簡単な事ですが、知らないことばかりでした。
子供さんにも教えてあげると良いですね!
大人になると全力で走る機会もほとんどありませんが、速く走れると便利なこともあるかもしれません。
子供の運動会や、出勤時に駅まで猛ダッシュとか。。
股関節を柔らかくしたり体幹やバランス感覚を鍛えることは、普段の身のこなしにも役立ちそうです。
ぜひ試してみてください。
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