浅香純子さん流「脱・おばさんくさいメイク法」をご紹介します。
自分ではなかなか気づきにくい自分の顔。
年齢とともに気になるシワやシミが増え、カバーしようと厚塗りになったり、昔流行ったメイクをそのままやっていたり…「おばさんくさいメイク」になっていませんか?
ちょっとしたコツで誰でも簡単に若々しい印象のメイクに変えることができます。
40歳からの「脱・おばさんくさいメイク法」。ぜひ試してみてくださいね。
教えてくれたのは、中高年女性専門のメイク教室を主催する浅香純子さん
情報元:2017年5月6日・7月1日NHK・Eテレ「きわめびと」
おばさんくさいメイクとは?
中高年のメイクは、「やり過ぎ」で失敗している人と「やらな過ぎ」で失敗している人の両極端になりがち。
40歳からのメイクは、「若作り」にならないよう、年齢にあったメイクが大事。単なるメイクテクニックではなく、なぜ老けて見えるのか?というベースになる知識や工夫が必要になります。
ダメなメイクポイント
- しわをかくすためファンデーションを厚塗り。
- エレガントに見せるためアーチ状の眉。
- 派手な口紅。
いかがでしょう。鏡で自分の顔をチェックしてみましょう。あてはまるところがあれば、改善できますね!
中高年メイクの3つの老けポイント
おばさんくさいメイクになってしまうのは、顔のパーツが変化しているのに、今までと同じメイクをしていること。またカバーしようとしてかえって強調してしまっていることです。
配置老け
年齢とともに顔の骨や筋肉も変化して口角が下がり、肌のたるみのせいで上唇は薄くなるため、鼻の下が間延びします。また、目の周囲の筋肉も衰えまぶたが下がり、そのことによってまぶたを引っ張り上げようとして眉毛が上がるため、目と眉の間が間延びします。
全体的に縦長な印象になり、これが老けて見える原因の一つです。
シワ嫌い
年を取るとしわが増えてきます。
シワを隠そうとファンデーションを厚く塗ると、かえって目立ってしまいます。
化粧をした直後はきれいですが、顔の表面の皮膚は動くので、時間がたつとシワにたまったファンデーションがひび割れ、シワがくっきり見えてしまうのです。
色白信仰
「色白は七難隠す」とも言われますが、シミのない綺麗な白い肌にはみんな憧れ、根強くある「色白信仰」。
しかし、誰でも年をとると肌が黄ばみ、くすんできます。
当然、今まで使っていたファンデーションの色が合わなくなってきます。それをそのまま使っていると、顔だけが白く浮いて見え、余計に老けて見えてしまうことになります。
「脱・おばさんメイク」法
浅香流メーク術は、目にポイントを置き、眉毛と唇を脇役にすること。
目元はぱっちり印象的に。眉や唇は控えめにナチュラルにすることです。
肌の黄ぐすみを自然にカバーし、明るく見せる色を選ぶのもポイントです。
ベースメイク
ベース色はオレンジを選ぶ
黄色に赤みを足したオレンジにすると、自然に肌が健康的に明るくなります。
パフでファンデーションをとり、ムラを手でこすって整えます。
なでるように優しく顔に塗り、シワの部分は薄くつけます。
*「白く」見せるのではなく「明るく健康的に」がポイント。
40代からのファンデーション選びは、自分の肌よりワントーン落とした方が、自然に肌になじみます。
アイメイク
アイライン
・アイラインの色は「パープル系」がおすすめ。
40代からの黄ぐすみのある肌に対して、反対色になる「紫」は目を際立たせてくれます。
・使いやすいペンシルタイプがおすすめ。
<アイラインの描き方>
・1本の線を引くのではなく、まつげとまつげの間を埋めるような感じで描きます。
・目尻側は2mmぐらい外側に長く描き、目を大きく見せます。
マスカラ
・まずマスカラの下地をつけ、ハリ・コシを出します。
・下から押し上げるように塗り、上側からも塗ります。そうすることでボリュームが出ます。
・下まつげはゆっくり根元から上げて塗る。
若返りメイクのポイントはつけまつげ
中高年になるとまつげが少なく細くなり、また目尻も下がるため、目が小さく見えてしまいます。
そんな大人の女性に、つけまつげは強力なアイテム!
つけまつげというと「ギャルメイク」をイメージするかもしれませんが、そうではなく自然に目元を強調するために使います。
・つけまつげの選び方。
毛が細く短いものや、軸が透明なものがおすすめ。あくまでも自然に綺麗に見せるのがポイント。
目を大きく見せるためには長くてボリュームがあるものが良いと思うかもしれませんが、それはNG。派手になり過ぎて「若作り」に見えてしまいます。
・自分の目に合わせて長さを調整する。
つけまつげをつける前に、自分の目の幅に合わせて切りましょう。
つけまつげは、通常は軸が長めに作られているため、そのまま使うのはNG。
目の幅からはみ出して不自然に見えてしまいます。
・付ける時は鏡を斜め上から見る。
鏡を正面から見るのではなく、角度を斜めにしてあごを上げて鏡を見るようにすると、まぶたがのびてつけやすくなります。
眉メイク
眉は悪目立ちしないように要注意です。
・できるだけ目元との距離を埋めるメイクで、間延びをカバーしましょう。
・色は、カーキ色やオリーブ色など、緑系の色を使うと浮きにくいです。
オリーブにブラウンをまぜるとより自然に仕上がります。
<眉毛の描き方>
・まず、真ん中の毛の多いところから描きます。
・眉毛の下側を描き足すように、眉尻に向かって描いていきます。
・眉頭は毛流れに逆らって描きます。そうすることで眉の立ち上がりがやさしく自然になります。
唇メイク
痩せて下がっている唇を、口紅でさりげなくカバーして、鼻の下の間延びを解消しましょう。
・色より質感が大事。透明感のある口紅を選びましょう。
・くっきりと縁取りをせず、リップクリームを塗るように軽く曖昧に塗るのがポイントです。
・上唇は厚めに塗り、唇痩せをカバーしましょう。
チーク
チークはオレンジで土台を作ります。
黄ぐすみにピンクは違和感が出てしまいます。
<チークの付け方>
・オレンジカラーのチークを、ブラシでくるくるとまわしてたっぷり取り、ブラシを上に向けて柄の部分をトントンとたたいてブラシの奥に粉を落としていきます。こうすることで、上手に均一につけることができます。
・そして頬にのせていきます。笑った時に一番盛り上がるところ、そこよりも少し上につけます。
・仕上げに、ピンクを黒目の真下(小鼻より上)の位置につけます。
・余ったチークを、鼻の下と眉の下にも少しチークを入れると引き締まります。
まとめ
若い頃のメイクをそのまま…というのは、やりがちですよね。
私も、似合う色、似合うメイクは自分ではわかってるつもりで、使う色もずっと同じ、ずっと同じメイクでした。
時には冒険したり変えてみたいと思うこともありますが、もうメイクって毎日のことだし、朝は時間もないので、習慣的にやってしまってる感じです。手が勝手に動いて10分ぐらいで仕上がります。超簡単!笑
でも、私も少し前にファンデーションの色を変えました。
ファンデーションもお気に入りのブランドのものをずっと使ってたんですが、ある時から、「なんか顔白くない??」と感じるようになり、変えて見たらしっくりきたんですよね。顔、黄ばんでたんだわー。笑
シミは増えたけど、黄ばむっていうのは知りませんでした。( ´∀`)
美容部員の女性の「色白でいらっしゃいますね〜」を真に受け、勧められるままに一番白いファンデーションを使い続けていた私です。笑
年齢相応に、工夫していかないといけませんね。
みなさんも、早速明日からのメイクで試して見てくださいね。
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