4月21日「その原因Xにあり」で放送された「メニエール病の症状、原因・なりやすいタイプの人」についてまとめました。
メニエール病とは「耳鳴り」「難聴」「めまい」などの症状が伴う耳の病気です。症状が進むと生活に支障をきたすほど悪化することもあり、早期に治療をすることで症状を抑えることができますので、ぜひ知っておきたい知識です。参考にしてください。
教えてくれたのは、虎の門病院 耳鼻咽喉科・聴覚センター熊川孝三先生
メニエール病とは
メニエール病とは、「耳鳴り」「難聴」「めまい」などの症状が伴う耳の病気です。
鼓膜の奥にある「内耳」という規管が異常を起こして発症します。内耳とは音を感じたり、身体の平衡感覚を保つのに重要な部分ですが、この内耳に溜まっているリンパ液が過剰に増えてしまうことで神経が圧迫され、耳鳴り・難聴・めまいの症状が現れます。
メニエール病は、現代の医学では原因が未だ解明されていない部分も多く、現状では完治させるのが難しいと言われています。ですが、早期発見で症状を抑えることも可能ですので、不調を感じたら早めに専門医に相談することをお勧めします。
メニエール病の初期症状・サイン
耳鳴り
加齢が原因で聞こえる高音の耳鳴りではなく、「ブーン」などの低い音が聞こえます。
最初は時々ですが、症状が進むと24時間ずっと耳鳴りがすることもあります。
難聴
男性の低い声が聞き取りにくくなります。
そのほか、テレビの音が聞こえにくくなったり、生活の中の様々な音が聞き取りにくくなることも。
めまい
視界が激しくぐるぐる回転し、吐き気を伴なうめまいが10分以上続きます。頭の位置を変えたり、寝ていてもおさまりません。
メニエール病になりやすいタイプとは?
原因については解明されない部分も多くありますが、ストレスが大きな1つの原因になると考えられています。
ストレスを溜め込みやすいような、繊細な人がなりやすいと言われています。
・神経質、クヨクヨする、責任感が強い、頑張り屋
・生活が不規則な人
・睡眠不足の人
睡眠を十分に取り、ストレスを溜めないよう適度に発散し、規則正しい生活をすることが大事なんですね。
治療法
治療としては、内耳のリンパ液を取り除く手術が有効で、めまいなどの症状を抑えることができるとのこと。
サインを見逃さずに早く治療を受ければ、病気の進行を抑え、再発も食い止めることができるそうです。
異変を感じたら、すぐに病院に行くのが良いですね。
まとめ
命に関わるような病気ではなくても、進行すると生活そのものが困難になってしまう重い症状もありますので、気づいたらすぐに、まずは病院ですね。
病気は様々な要因が重なって起こるので、気をつけていても全てを防ぐのは難しいですが、できるだけストレスを溜めないようにして、ぐっすり眠って、日々の健康管理に気をつけたいですね。