12月22日読売テレビ「かんさい情報ネットten」で、ノロウィルスの予防法などについてわかりやすく紹介されていましたので、忘備録としてまとめました。
ノロウィルスは非常に感染力が強く、正しい知識がなく不用意に対処してしまうと、感染を広げてしまう恐れがあります。正しい対処法などを知っておくことはとても大事です。毎年冬になると大流行します。ぜひ参考にしてください。
ノロウィルス変異も!?今年は感染者数倍増!
今年は12月に入ってから集団感染が多発、昨年の同時期に比べ感染者は6万1千人以上と2倍にもなっているそうで、さらなる感染拡大が懸念されています。
これまでの発生パターンでは、嘔吐という症状がかなり多く見られ、そのおう吐物に含まれているノロウィルスが感染を爆発させているのではないかと考えられます。嘔吐の中心から半径2m程度は消毒することが必要です。
大阪市立公衆衛生研究所・左近直美医学博士
知識がなく、おう吐物などを不用意に処理してしまったりすることも、感染を広げてしまう恐れがあります。正しい対処法などを知っておくことはとても大事ですね。
感染リスクが特に高まっている今年のノロウィルス。手洗いなどの徹底も呼びかけられています。
ノロウィルス・症状・治療法・感染経路・予防法
■潜伏期間 1〜2日
■症状 おう吐・下痢・腹痛が1〜2日続く(発熱は軽度)
☆通常は2〜3日で快方に向かうが、回復してからも1週間〜1ヶ月ほどは便中にウィルスを排出し続ける。
☆乳幼児や高齢者など抵抗力が弱いと重症化する場合も。
■治療法
- 効果のある抗ウィルス剤は無し
- 水分・栄養の補給が大事
- 下痢止めは回復を遅らせることもあるためNG
- 医療機関へ早めの受診を!
■感染経路
- 牡蠣の生食
- ウィルスに汚染された飲食物
- 感染者のおう吐物・便
■予防法
●しっかり手洗い!
- 石けんを使う。
- 汚れが残りやすい場所(指先・爪・指の付け根・手首)も念入りに。
- 清潔なタオルやペーパータオルで拭く。
●おう吐物・便などの処理はすぐ!
- おう吐した場所から半径2m程度、広めに消毒すること。
- 乾燥させないこと ☆12日以上前に汚染されたカーペットから感染したケースもあるそうです!
■消毒液の作り方
☆水500ml+塩素系漂白剤50cc
☆消毒液は作り置きしておいたり、市販の消毒液などもありますので常備しておくと良いですね。
ノロウィルスは乾燥に強く長期間感染力を維持でき、温度が低ければ低いほど長期間生き延びるとのこと。
まとめ
ノロウィルスは、感染力もとても強く、正しい知識と対策でしか防げません。念には念を入れて、感染拡大しないよう予防することが大事ですね。
寒くなり空気が乾燥するこの季節は、毎年色々な感染症が流行しますので、広い意味でも手洗いうがいと、普段から免疫力を高めるよう心がけておきたいですね。