4月13日NHK「ごごナマ」で放送された「脳トレーニング」のやり方をご紹介します。
物忘れに効果的な自宅で簡単にできる脳トレ方法です。脳に活力を与えスッキリするそうです。簡単ですのでぜひ試してみてくださいね。
教えてくれたの脳トレの専門家・諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀先生。
簡単な記憶力テスト
簡単な記憶力テストをしてみましょう。(*認知症テストで行われるものです。)
1・紙に書かれた5つの単語を覚えます。
<さくら、ねこ、でんしゃ、めがね、せなか>など
2・その後、簡単な別の問題を解きます。
(例えば100から7を引いていく、人の名前を逆さまに言う、など。)
3・最初に覚えた5つの単語を思い出して書き出します。
★3つ以上正解できればOK。
簡単脳トレーニング
年齢とともに増える物忘れ、記憶力の低下、そして集中力・注意力も衰えます。脳をしっかり鍛えることで脳を刺激し、スッキリするのと同時に脳の老化を予防することができます。
うまくできる必要はありません。
うまくできなくても頭を使うことがトレーニングになります。慣れない動きをすることで脳の刺激になるのです。
併せて、有酸素運動や栄養をしっかりとることもとても大事です。
グーパー体操
まずはウォーミングアップです。
前頭前野を鍛え、物忘れの予防・手の動きがスムーズになります。
1・右手をグーにして前に出し、同時にもう左手をパーにして引きます。
2・次に、右手をパーにして引き、同時に左手をグーにして前に出します。
この動きを交互に行います。
*次は、前に出す手をパー、引いた手をグーにして同様に行います。
すりすりトントン体操
頭頂連合野を鍛え、物事の処理能力が高まる、片付け上手になるなどの効果があります。
1・左手を前後にすりすり動かします。
2・右手を上下にトントン動かします。
3・左右の手を同時に動かします。これを5回行います。
手の動きを逆にして、何度か繰り返し行います。
*5〜10分繰り返し 1日3セットが目安。
鼻耳チェンジ体操
前頭前野・頭頂連合野・体性感覚視野を鍛えます。
球技などのスポーツが上達する・地図が読めるようになるなどの効果があります。
1・右手で鼻をつかみ、左手で右の耳のつかみます。
2・次に、左手て鼻をつかみ、右手でひらりの耳をつかみます。
手を入れ替えて、繰り返し行います。
耳と鼻をしっかりつかむようにしましょう。
顔を曲げずに正面を向いて行いましょう。
*5〜10分繰り返し 1日3セット目安。
*できるようになったら、手を入れ替えるときに手を叩く動作を挟んで行います。
さらに、手を叩く回数を増やしていったり、減らしていったり変化をつけるのも効果的です。
棒と三角体操
1・右腕を使って、棒を描くように大きく上下に動かします。
2・左腕を使って、大きく三角を描くように動かします。
3・左右の腕を同時に動かします。
左右の手の動きを変えて行います。
だんだん早くしていきましょう。
*5〜10分繰り返し 1日3セット目安。
*楽に行えるようなら、難易度を上げていく方がトレーニング効果があります。
脳トレクイズ
紙に、500円玉・100円玉・50円玉・10円玉がランダムにたくさん描かれています。
問題:100円玉と50円玉の合計金額はいくらでしょう?30秒以内に答えましょう。
問題を注意深く聞き、注意深く作業ができるかどうかがポイントです。
全部の合計金額を計算してしまったり、お金の数を数え間違えたり..ということがないように集中して行います。
加齢とともに集中力や注意力はおちてしまうものですので、普段から訓練しておくと予防することができます。
まとめ
いかがでしたか?
できなかった…と落ち込むのではなく、できなくても脳の刺激になるので、前向きに考えて日々脳トレすると良いそうです。
脳の老化防止には、こうした脳トレもいい刺激になりますが、一番効果的で一番大事なのは、筋肉をつけることだそうです。日々適度に体を動かすことは、体にも脳にもとてもいいことなんですね。
■篠原菊紀先生の著書