1月29日NHKきょうの料理で放送された
巻き寿司3種のレシピ
「焼きさばの細巻き」
「牛肉としば漬けの中巻き」
「福神漬けの太巻き」の作り方をご紹介します。
日本料理店主人・高橋拓児さんのレシピです。
「焼きさばの細巻き」は、市販の焼きさばときゅうりを巻いて食べやすく細巻きに。
「牛肉としば漬けの中巻き」は、食べ応えのある中巻き。
「福神漬けの太巻き」は、彩りがきれいな太巻きにします。
形がきれいに仕上がる巻き方のコツ、切り方のコツもまとめています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみに今年2018年の恵方は南南東だそうです。
巻き寿司のポイントは、すし飯とのりのバランス!
巻き寿司の最大のポイントは、すし飯と海苔のバランスだそうです。
●巻きずしのバランス黄金比
・細巻き:すし飯 70g:焼きのり 1/2枚
・中巻き:すし飯 140g:焼きのり 1枚
・太巻き:すし飯 280g:焼きのり 2枚
作るときは、ぜひ参考にしてみてください。
すし飯・レシピ
基本として覚えておくと便利です。
材料 作りやすい分量
- 米 360ml(2合)
- 昆布(4cm四方)1枚
- 水 通常の炊飯時より1割程度少なく
_______
<すし酢>
- 砂糖 大さじ6
- 酢 大さじ4
- 塩 小さじ1・1/2
- 酒 小さじ2
- みりん 小さじ2
作り方
- 米は洗ってザルに上げ、水気を切る。
- 炊飯器に米、水、昆布を加え、浸水せずに普通に炊く。
- 鍋にすし酢の材料を入れて中火にかけ、一度沸かして冷まします。
- ご飯が炊き上がったらボウルに移し、しゃもじにすし酢を当てながら回しかけ、切るようにして混ぜる。途中、底から大きく混ぜてご飯の上下を返し、再び切るように混ぜる。
- 全体にすし酢がなじんだら、うちわであおぎ、表面の水分が飛んでつやが出てきたら、ぬらした紙タオルをかぶせ、すし酢を落ち着かせる。
焼きさばの細巻き・レシピ
材料 1本分
- すし飯 70g
- 焼きさば 15g
- きゅうり 1/8本 ★縦に八つ割りにしたもの
- 白ごま 少々
- 焼きのり(全形)1/2枚
- しょうゆ
作り方
- 焼きさばは、耐熱皿にのせてラップをし、電子レンジ600Wで15〜20秒加熱する。取り出して身をほぐし、しょうゆ(ごく少々)をかけて和える。
- きゅうりは、1本をまず縦に8等分にし、2〜3mm幅の斜め切りにする。
………… - <巻く>
海苔のつやがある表側を下にして、巻き簾に横長におく。 - すし飯を俵型に軽くまとめて海苔の上におき、海苔の上下を1cmほど残して均一に広げる。
★すし飯を俵型に丸めて半分ずつ広げることで、均一にきれいに広がります。 - すし飯の真ん中にさばを細長くのせ、手前にきゅうりを並べてごまをふる。
- 具材を指で押さえながら一気に巻き、具の向こう端に巻きすをかぶせて形を整える。
のりしろが下になるようにおいておくと、くっつきます。 - 6等分に切ったら完成。
牛肉としば漬けの中巻き・レシピ
材料 1本分
- すし飯 140g
- 青じそ 2枚
- 貝割れ菜 15〜16本
- しば漬け 25〜35g
- 焼きのり(全形)1枚
<牛肉の甘辛煮>
- 牛切り落とし肉 70g
- しょうが(千切り) 5g
- 酒 カップ1/2
- しょうゆ 大さじ1・1/2
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
作り方
- <牛肉の甘辛煮をつくる>鍋に、酒、しょうゆ、みりん、砂糖を入れて火にかけ、沸騰したら中火にして牛肉としょうがを加える。
煮汁がほぼなくなるまで煮詰め、火を止めてそのまま冷ます。 - 青じそは縦半分に切る。
貝割れ菜は根元を切り落とす。
しば漬けは細かく切って水気を絞る。 - 海苔のつやがある方を下にして巻きすの上にのせる。
すし飯を2等分してそれぞれ俵型に軽くまとめ、海苔の上半分に1つ、下側にもう1つ置き、それぞれ均一に広げる。 - すし飯の真ん中に青じそを並べ、その上に牛肉の甘辛煮をおく。
*青じそで、牛肉の煮汁がご飯にうつるのを防ぎます。 - 肉の手前にしば漬けを置き、その上に貝割れ菜をおく。
- 具材を指で押さえながら一気に巻き、具の向こう端に巻きすをかぶせて形を整える。
- 8等分に切ったら完成。
福神漬けの太巻き 1本分
まず中巻きを1つ作り、それを具材にしてさらに巻き、太巻きに仕上げます。
材料
- すし飯 280g
- えび(殻つき・無頭)3匹
- みつば 12本
- きゅうり 1/4本(縦に8つ割りにしたものを2本用意)
- 福神漬け 70〜80g
- 焼きのり(全形)2枚
- 酢
- 塩
- サラダ油
<卵焼き>
- 卵 1コ
- 【A】*混ぜ合わせておく
・煮切り酒 大さじ2・1/3
・砂糖 大さじ1/2
・うす口しょうゆ 小さじ1
・かたくり粉 1g
作り方
- みつばはサッとゆでて氷水にとり、水気を拭く。
- <ゆでえびを作る>
えびは殻がついたまま腹側に竹串を刺してまっすぐに整える。
小鍋に沸かしたお湯で3分ほど茹でて氷水にとり、完全に冷めたら竹串を外す。
殻をむいて背ワタを除き、腹側を開いて縦半分に切る。
ボウルに酢と水同量ずつ入れてえびを洗い、水気を拭く。 - <卵焼きを作る>
ボウルに卵を割り入れ、よく溶きほぐす。
【A】の材料を混ぜ合わせてから溶き卵に加え、よく混ぜる。
卵焼き器にサラダ油をひき、卵液を流し入れて卵焼きを作る。
縦に3等分に細長く切る。 - <巻く>
★まず具材にする中巻きを作ります。
すし飯を1/4ずつに分け、それぞれ俵形に軽くまとめる。
海苔のつやのある側を下にして巻きすの上に横長におく。
海苔の上半分に丸めたすし飯を1つ置き、上側2〜3cmを残して均一に広げる。
下側にも丸めたすし飯1つを置いて均一に広げる。 - すし飯の手前側に1cmくらいの”山”を作る。
- 具はそれぞれを2等分にし、手前からみつば、えび、福神漬け、卵焼き、きゅうりを並べる。
- 具材を指で押さえながら一気に巻き、具の向こう端に巻きすをかぶせて形を整える。
- ★外側となる太巻きを作ります。
巻きすを外し、もう一枚の焼きのりを巻きすの上に置き、同様にしてごはんを均一に広げ、具材を並べる。 - 先ほど作って中巻きの卵焼きの位置が上部になるように、広げてある海苔巻きの卵焼きの上に置いてみて位置を決める。
*卵の位置を確認して配置バランスをよくすることで、断面が華やかになり、形もくずれにくく巻きやすくなります。 - 上に乗せた巻き寿司を手前まで転がしたら、具材を押さえながら下の海苔巻きを一緒に一気にしっかりと巻く。
- 8等分に切ったら完成。
切り方のコツ
巻き寿司を切るときは、1回切るごとに包丁を濡らします。
特に太巻きは、ご飯や具材がくっつきやすいので要注意。
包丁をぬらし、包丁の真ん中部分を巻き寿司の真上に当てて、小刻みに動かしながら、包丁を押すように切ると綺麗に切れます。
一気に切ろうとすると形が崩れるので注意してください。
まとめ
彩りもよく、それぞれとても美味しそうです。
ぜひ作ってみてくださいね。
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